「陰陽とは」昭晴の【わかりやすい！四柱推命】第7講 | 東京都世田谷区の占い師 昭晴

韓国釜山出身/鑑定歴32年・講師歴20年/鑑定件数 約50000件超(令和5年3月現在)

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東洋哲学の代表となる学問としては、四書三経（四書;論語・孟子・中庸・大学、三経;詩経・書経・易経）を含め、漢方医学、四柱推命学、風水などの多くの書籍があり、このような東洋哲学の基本となり中心軸を成す核心が陰陽論だと言えます。

太初には何もない⌜無⌟から始まります。⌜無⌟は何の動きもない静けさそのものです。そういうわけで無極を⌜何もない状態ですが、無限の可能性を持っている状態⌟と表現します。つまり、ないように見えますが、内部には何らかのエネルギーが充満しており、外部的な動きがないため形状がないように見え、これが⌜無極⌟です。

上の図に見える太極の文様は、無極の内部を陰と陽に分け、上の赤色は陽で下の青色は陰にして、陰陽の動きを形象化したものです。内部に充満した何らかのエネルギーをイメージ化させて陰と陽で表現しただけです。そのため、無極と太極は一つですが、ただ中と表を区別しておいたのです

太極の状態で内部と外部のある刺激によって陽の動きが始まると、陰もついて動くようになり、形が現れるようになります。形が見えるのは陽で、見えないのは陰です。また、動かない物質は陰で、動く物質である空気や光、音などは陽で表現するものです。

したがって、陰陽は宇宙を生成した2つの相反するエネルギーであり、物質が存在する根源であり、土台となる学問になるのです。

物質の分子を分離してその内部を観察してみると、原子核の周囲に電子が存在し、相互に一定の距離を維持している姿は、太陽系の太陽と惑星の姿とほぼ似ています。

私たちが生きているこの世の中が無秩序に動いているように見えますが、実際には小さな単位の原子から言葉で表現できない巨大な宇宙まで、すべての物質は一定の規則と秩序によって動いていることが分かります。

月の重力によって海水の満ち潮と引き潮が一定に動くように、陽と陰もバランスを取りながら運行されているのです。

男性は⌜陽⌟と表現し、女性は⌜陰⌟と表現しますが、これをどのように解釈すべきでしょうか？ 男性は陽のエネルギーが少し多いもので、女性は陰のエネルギーが少し多いものだけです。そのため陰と陽は共存しながら、お互いに不足したり、過剰な部分のバランスを取るために押し出したり引き寄せたりする関係だと言えます。

表に現れた木の幹と葉は陽で、地中に隠れて静かに活動している根は陰で、人間の肉体は陽で精神は陰です。

地球の南極と北極はお互いに磁場でつながっているように、終わりは新しい始まりのつながりです。二十四節気での陽の終わりは夏至で、陰の終わりは冬至です。夏至から次第に昼が短くなって夜が長くなり始めます。周易では夏至から陰が一つずつ生まれる(一陰始生)と説明しており、冬至からは陽が一つずつ生まれる(一陽始生)と説明しています。

陰陽論はすべての学問の根源であり、始まりと過程、結論までの全体を説明しています。最小単位の粒子から広範囲の宇宙まで、また人間の精神的な領域まで適用されない分野がありません。