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運勢は克服することではない | 東京都世田谷占い師 昭晴


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運勢は克服することではない

 

「人生は公平ではない。そのことに慣れよう」

 

(Life is not fair. get used to it!)

 

 

マイクロソフト創業者のビル・ゲイツが某高校で行った演説の一部だ。

 

人生に関する多くの名言があるが、『Life is not fair. get used to it!』 ほど洞察力のある表現はないと思う。

 

 

皆さんは、自身の外見に満足していますか?

 

皆さんは、自分の知能に満足していますか?

 

皆さんは、自分の身体能力に満足していますか?

 

皆さんは、自分の親に満足していますか?

 

皆さんは、自分の国に満足していますか?

 

皆さんは、自分の四柱推命命式に満足していますか?

 

 

満足している人より、不満足している人の方が多いと思う。

 

 

じっくり考えてみると、自分の意志とは全く関係なく与えられたことがあまりにも多い。

 

 

自分の顔が不細工に生まれたことも、自分の意志とは無関係に与えられことで、

 

自分の知的能力が落ちて生まれたことも、自分の意志とは関係なく与えられたことで、

 

自分の力が弱くて、足が遅くて、目が暗いことも、自分の意志とは関係なく与えられたことで、

 

自分の親が酔っぱらいで、無能力者であることも、自分の意志とは無関係に与えられたことで、

 

自分が日本に生まれて地震を頻繁に経験することも、自分の意志とは関係なく与えられたことで、

 

自分の命式と運が自分の人生に不利に作用することも、自分の意志と全く無関係に与えられたのだ。

 

 

それなら…

 

「おれはなぜこのような姿で生まれたのか」 と世間を恨んでも、自分の人生は全く変わらない。

 

与えられたことを認めてその状況に応じた最善の方法を選択すること... 私はそれを努力と定義する。

 

努力をしない理由は、努力すること自体が苦しいということだが、「現実否定」 の理由の方がより大きいと思う。

 

自分に与えられた現実が自分の気に入るか入らないかは別として、その事実を認めてこそより良い選択をすることができるのに、

 

与えられた現実を認めないので、努力しない。

 

 

運勢に対する理解度が低いので、「運勢は克服できる」 という愚かな言葉が出るのだ。

 

運勢は克服することではない。

 

運勢を克服するということは、運勢を認めてそれを受け入れることだ。

 

 

運勢を認めて受け入れたとき、自分が何かできるのか、自分が何をすべきなのかがはっきり見える。


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